冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~
『玲奈最近どう?忙しい?』

『最近仕事辞めちゃってさ、だから暇だよ。』

『嘘!暇なの??』

『うん、残念ながらお暇だよ。』

即電話がかかってきた。

「玲奈!翻訳のバイトしない?」
食ってかかるような勢いで話し始める。

「今めちゃくちゃ忙しいの。海外の作品を取り扱うんだけど著作権のこととか作家さんとのやりとりとか大変でさ。その文書を翻訳してほしいの。出来たらそのあと、短編から始まるからその翻訳もしてみない?」

「え?」

「玲奈、英語得意でしょ?英文科も出てるよね?」

「うん…英語好き。でも仕事として成り立つかわからないよ。」

「ならひとまず文書だけ翻訳して。短編はニュアンスの問題とかもあるから他の翻訳家に見てもらってイケそうならやってみたら?今無職ならお小遣い稼ぎになると思うよ。」

「うん。あんまり急ぎだとダメかもだけど…時間はあるからやってみたいと思う。」

「りょーかい!じゃ、後でメールに添付しとく。」
千波はすぐに電話を切った。
本当に忙しいのだろう…。

5分後…玲奈から10枚に渡る文書が届いた。

仕事でもなかなか英語を使うことがなかったから久しぶりに英文見た…

一瞬不安になるが読んでみると『わかるかも』と嬉しくなった。

私はお昼ご飯を食べるのも忘れ、辞書片手に翻訳をした。専門的な言葉もあり言い回しが難しいところもあったがなんとか出来ていると思う。
16時になってしまったが千波に送信した。

『玲奈ありがとう。早いね。今回は大丈夫かチェックしてもらうからね。また連絡する。』

と返信が来た。
< 68 / 205 >

この作品をシェア

pagetop