月明かりに照らされて
絶望
どうして…?

そう問いかけることすら許してはくれない。

「裏切り者はいらない。」

大切な人からそう言われて、ただただ苦しかった。

私を見るみんなの目は"軽蔑"の目だった。


桜「私は裏切ったりしない。みんなの事大好きで、大切だから、そんなことしないよ。」


怖かった。でもわかってほしかったの。
信じてほしかったの。


「ふざけんな。言い訳なんていらない。お前が沙代莉を傷つけたことに変わりはない。」

「さーちゃんがそんな子だとは思わなかった。」

「お前だけは違うと思ってたのに。」

「早くここから出ていってください。」

「桜ちゃんなんか大嫌い。」
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