月明かりに照らされて
ねぇ、みんな…どうしてなの?
どうして誰も信じてくれないの?


そう思ってもそう伝えられない。
みんなの目は私の言葉なんてもう届かないぐらいに冷たい目だから。

でもね、悲しい目でもあるから。
私がそんな目をさせてしまったんだね。
裏切られたと思って悲しい目をしてる。


桜「分かった。すぐ出て行くから、そんな目をしないで?みんなといられて本当に幸せだった。ありがとう。」


精一杯の笑顔を向けて倉庫を出た。

笑えていただろうか。

本当に、本当にみんなといた時間は幸せだったの。信じていたの。

信じていたから信じてほしかった。

みんなには信じてほしかっただけなんだよ。
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