The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
「あの天下のメイド喫茶、ナイトメアで働いてるよね?」
「うん」
「No.1のミアちゃんと一番仲がいいよね?一番気にかけてもらえているよね?そうだよね?」
「まあ、そうだね」
「…チッ、やっぱりね」
ギャレットからの尋問がここで終わる。
一体彼は何が聞きたいのだろうか。
そもそも何故ミアの存在や私とミアの関係を知っているのだろうか。
バイト先くらいなら5兄弟たちは知っているだろうとは思っていたがバイト先の人間関係まで把握されていたなんて。
「ギャレットは何でミアを知っているの?」
「…は?」
ギャレットに対する疑問を口にした瞬間、この部屋の空気がギャレットによって一気に冷えた。
私を睨みつけるギャレットの目が怖い。
親の仇を見る目だ。