The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
「突っ立ってないで入れば」
黙ってギャレットを見つめているとギャレットは冷たく私にそう言った。
てっきりギャレットは他人を自分の部屋には入れさせたくない質だと思っていたので私は少しだけ驚いたがギャレットに言われた通りギャレットの部屋に入った。
「…えっと、で、何で私は呼ばれたのかな?」
今の状況が未だに理解できていない私はとりあえずギャレットに私を呼んだ真意を聞いてみる。
するとギャレットの表情は真剣な表情へと変わった。
「単刀直入に聞く。嘘をついてもバレるからちゃんと答えるように」
「あ、はい」
ギャレットの真剣を通り越して少し怒っているような様子に、まるで身に覚えのないことでこれから上司に怒られるかもしれない雰囲気を察してしまった時のような気分になる。
私は一体何をしてしまったの。