The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
「私のサイン付きチェキを欲しがっているギャレットと契約して来て。これがサイン付きチェキを撮ってあげる条件」
「…」
思っていたものよりも厳しいミアからの条件に私は笑顔で固まる。
「どう?契約のこと協力するって言ったでしょ?いい考えだと思わない?」
ミアはそんな私に誇らしげに笑った。
いい考えではあると思う。契約をどんな手を使ってでも5兄弟と結び、人間界へ帰りたい私にとっては。
だがしかし、これからこのことをきっかけにギャレットと良い関係を築き、その先で契約をしてもらおうと思っていた私にとって、今すぐにギャレットと契約しなければならないのはあまりにも厳しい条件すぎる。
そのことをミアに伝えると、
「大丈夫。彼、きっと望みのものを手に入れる為なら多少のことは我慢するし、その為に何でもするタイプだよ。私を信じて」
とウィンク付きの笑顔で言われた。
きっと私が男だったら今ので恋に落ちていたはずだ。