The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜
私は目の前に用意さているフォークをここへ来て初めて手に取ってまずは漬け物を食べてみた。
「…美味しい」
その懐かしい味に思わず声が漏れる。
涙が出そうだ。
それからご飯を食べたり、みそ汁を飲んだりと私はここへ来て初めてここで朝食を食べた。
「咲良、今日はご飯食べるんだな」
「うん。今日は体調がいいみたい」
「そうか。いいことだが残念だ」
朝食をどんどん食べる私を不思議そうに見ているバッカスに私は満面の笑みで答える。
するとバッカスはどこか複雑そうな表情を浮かべた。
今日も私の朝食を食べられるものだと思っていたのだろう。
ごめんね、バッカス。またには食べさせてもらいます。