Every single day
クリスマスイブ、道哉のご両親はいつも通り、私を招待してくれた。
しかし、ただひたすら働いている私の母には、クリスマスも何もない。
「なかなか一緒にいられなくてごめんね…」
いつも母はそう言ってくれたが、むしろ私の方が胸が痛んだ。
私が道哉の家でパーティーを楽しんでいる間、母は働きづめなのだから…。
クリスマスのパーティーには、道哉のお姉さんも、旦那さんと一緒に来ていた。
その時、お姉さんは
「私のお下がりじゃ嫌かもしれないけど、実家においてある服とかバッグは、もう要らないものだから、全部持っていってもいいのよ?」
そう言ってくれたが、流石に全部貰うわけにはいかない。
子供服は段々きつくなってきたし、お姉さんが中高生の頃に着ていたという服を見せてもらった。
どれも素敵なものばかりで選べずに居ると、お姉さんは私に似合いそうなものをパパッと選んで
「とりあえず、これは持っていって?」
と、段ボールいっぱいに服を詰めてくれた。
「こんなに沢山…」
「どのみち私はもう着られないもの。捨ててしまうより、可愛い子が着てくれた方が服も喜ぶわ。あ、これもおまけ!」
そういって、通学に使えそうなリュックと、プライベート用のバッグもくれた。
しかし、ただひたすら働いている私の母には、クリスマスも何もない。
「なかなか一緒にいられなくてごめんね…」
いつも母はそう言ってくれたが、むしろ私の方が胸が痛んだ。
私が道哉の家でパーティーを楽しんでいる間、母は働きづめなのだから…。
クリスマスのパーティーには、道哉のお姉さんも、旦那さんと一緒に来ていた。
その時、お姉さんは
「私のお下がりじゃ嫌かもしれないけど、実家においてある服とかバッグは、もう要らないものだから、全部持っていってもいいのよ?」
そう言ってくれたが、流石に全部貰うわけにはいかない。
子供服は段々きつくなってきたし、お姉さんが中高生の頃に着ていたという服を見せてもらった。
どれも素敵なものばかりで選べずに居ると、お姉さんは私に似合いそうなものをパパッと選んで
「とりあえず、これは持っていって?」
と、段ボールいっぱいに服を詰めてくれた。
「こんなに沢山…」
「どのみち私はもう着られないもの。捨ててしまうより、可愛い子が着てくれた方が服も喜ぶわ。あ、これもおまけ!」
そういって、通学に使えそうなリュックと、プライベート用のバッグもくれた。