旦那様は征服者~琉聖編~
「ほらっ…ちゃんと言わないと、次はこのままだよ…?」
「んんっ…」
更に背中をなぞられ、尚も頭を振り続ける小梢。

「じゃあ…このままだ…!
風呂入って寝よ?」
「え?」
「ん?何~?」
「……ううん。何も…」
小梢は風呂場内でも、身体を洗う時も、浴槽内でも、ベットに入ってからもひたすらキス責めを受けていた。
でもいざという時に、ピタッと行為が止む。
琉聖はただひたすら、小梢の劣情を煽っていた。

「小梢…可愛い……ウズウズして震えてる…
早くどうしてほしいか言わないと、壊れちゃうね…!」
「お願い…意地悪しないで……」
「意地悪なんかしてないよ。俺は小梢のしてほしいようにしてあげたいんだよ。無理強いはしたくないから。
ほら…言って…?抱いてって…!
そしたら、いくらでも絶頂につれてくよ?」
「琉聖…」
「ん?」
「抱い…て……」
燻り続けている身体が、小梢の羞恥心を消していた。

「フフ…いいよ…!いっぱい果ててしまおうね」
「━━━━━!!!!
んんっ…んぁぁ……あ…ぁん…」
ググッと繋がって、小梢の身体がおもいっきり反った。
「小梢…凄っ……すぐに…」
琉聖も燻った身体に火がついたように、小梢の身体を貪る。
二人は夢中で、貪り合い果てたのだった。

疲れから、すぐに眠ってしまった小梢。
可愛い寝息をたてて、琉聖の腕に包まれている。
「小梢も頑固だなぁ~まさか、こんなになるまで言わないなんて……
もう少しで俺の方が、壊れるとこだったじゃん!」
小梢の頭を撫でながら言った。

小梢の意思を尊重しているように見えて、琉聖のしたいように動かされていく。

自由がなくなってく。
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