年上同期から恋人へのロード
その週末の土曜日、ドライブに行こうとなり、駅の近くのロータリーで待ち合わせた。
「あっ!いたいた!」
栗田が指差した2人の女性。1人は茶髪でゆるくパーマがかかったスポーティな女性。
もう1人は肩より少し長めの黒髪を内巻にした清楚な女性。
「あれって・・」
「牧瀬!おまたせ」
栗田の言葉に、やはり間違いない。牧瀬だ。
気持ちの整理ができなかった。
うそだろ、栗田が大切にしてた彼女が牧瀬・・・

栗田は運転席から外に出て、牧瀬達を出迎えた。
「栗田先輩。ご無沙汰しています」
牧瀬はどこかぎこちない笑顔で、栗田に挨拶していた。まだ俺には気づいていない。
「こちらが真希ちゃんです」
「初めまして、倉田真希です」
「こんにちは!えっと、まずは2人共後ろに乗って」
栗田の後ろに牧瀬が座っていた。
「こちらが俺の友人の秋月隼人」
「・・・初めまして。秋月隼人です」
と挨拶をした。
「初め・・・えっ、なんで、秋月くんが??」
牧瀬は、目をまん丸にしながら、俺と栗田を交互に見ていた。
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