年上同期から恋人へのロード
【年上同期から距離が変わる瞬間】
あくる日からは、秋月くんも忙しいみたいで、傷心だからというお誘いはなかった。
私も月初で忙しく、今週はあっという間に過ぎていった。
今日は売上の締め日だった。
部長は接待で先に帰ってフロアには私一人だけ残業していた。
「う~ん、やっと終わった~。そろそろ帰ろかな」
手を上に挙げ伸びをしてから、一通り片付けてフロアの電気を消した。
他のフロアからも声がした。まだ人が居る。その間に帰ろ、最後に残ると怖い。
エントランスまで来た時に携帯がブルブルと鳴っているのに気づき、誰だろうと見ると相手は栗田先輩だった。
「・・・もしもし」
「お疲れ様、牧瀬。まだ仕事?」
「はいっ、あっでも今から帰るところです」
そう言いながら自動ドアを出ると、
「良かった、近くまで来てて、丁度会社の前を通るとこなんだ」
そう言うと同時に、電話の声と実際の声が重なった。
「先輩・・・」
「よっ、牧瀬。実は営業で近くまで来ていたから、牧瀬いるかなと思ってね」
「そうなんですね。遅くまでお疲れ様です」
「あぁー、牧瀬も遅いんだね。管理部も大変だよね。俺も色々とお願いしてるからな」
「そうですよ、あんまり無理言っちゃだめですよ」
そう笑っていると
「なぁ、牧瀬、ちょっとだけ話せる?」
そう言って、先輩が近寄ってきた。
あくる日からは、秋月くんも忙しいみたいで、傷心だからというお誘いはなかった。
私も月初で忙しく、今週はあっという間に過ぎていった。
今日は売上の締め日だった。
部長は接待で先に帰ってフロアには私一人だけ残業していた。
「う~ん、やっと終わった~。そろそろ帰ろかな」
手を上に挙げ伸びをしてから、一通り片付けてフロアの電気を消した。
他のフロアからも声がした。まだ人が居る。その間に帰ろ、最後に残ると怖い。
エントランスまで来た時に携帯がブルブルと鳴っているのに気づき、誰だろうと見ると相手は栗田先輩だった。
「・・・もしもし」
「お疲れ様、牧瀬。まだ仕事?」
「はいっ、あっでも今から帰るところです」
そう言いながら自動ドアを出ると、
「良かった、近くまで来てて、丁度会社の前を通るとこなんだ」
そう言うと同時に、電話の声と実際の声が重なった。
「先輩・・・」
「よっ、牧瀬。実は営業で近くまで来ていたから、牧瀬いるかなと思ってね」
「そうなんですね。遅くまでお疲れ様です」
「あぁー、牧瀬も遅いんだね。管理部も大変だよね。俺も色々とお願いしてるからな」
「そうですよ、あんまり無理言っちゃだめですよ」
そう笑っていると
「なぁ、牧瀬、ちょっとだけ話せる?」
そう言って、先輩が近寄ってきた。