年上同期から恋人へのロード
★もう猶予はない ~隼人★

仕事が終わり、帰ろうした時、牧瀬が帰るのが見えた。
声をかけようとした時、牧瀬が携帯を取り出し、耳に当てた。
「こんな時間に真希ちゃんかな」
そう思って後を追いかけた。
外に出ると、そこには牧瀬と横にいるのは栗田か?
牧瀬と栗田は会う約束をしていたのだろうか。
それなら俺が邪魔する権利はない。
でも、もしこのまま栗田が牧瀬に告白して、付き合ったら・・・
俺の心は嫉妬に苛まれて、気付けば2人のところに近づいていた。
栗田が牧瀬に近づいたのが目に入った。
「牧瀬のことが好きなんだ」
その言葉に俺は理性が飛んで、2人の間に割り込んだ。

その後は、栗田への嫉妬と牧瀬への思いをやっとの思いで抑え歩いていた。
冷静を装ったつもりでいたが、確かめなければこの嫉妬心から牧瀬をどうにかしてしまいそうだった。
牧瀬に問いただすように栗田のことを聞いてしまった。
もう抑えられない。
牧瀬の心を確かめたい。
俺は衝動に駆られ、沙羅の唇を奪った。
沙羅は受け入れてくれた。
1人の女性に俺がどうしようもないくらい翻弄しているのか思い知った。
牧瀬は俺にとって、初めてのかけがえのない存在だった。
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