年上同期から恋人へのロード
★俺の愛する人 ~隼人★

沙羅と一緒に住むようになって、沙羅への思いが深まった。
沙羅は「会社では女性軍の目が怖いから言わないで」と内緒にしている。
沙羅は俺がモテるように言っているけど、自分の価値をわかってない。
「なぁ、最近管理部の牧瀬さん、凄く綺麗になったよな。彼氏いるのかな?」
「俺も最近思ってた。今度飲みに誘ってみようか」
営業部で聞こえる声。
今頃気付いてももう遅い。

嬉しいけど、沙羅に悪い虫がつかないか落ち着かない。
出張中も心配で仕方なく、頻繁にメールしたら
「仕事に集中しなさい!」
って叱られた。

早く手を打たないと心配でしかたない。
知っているのは藤堂さん、笹田さん、そして吉田部長。
沙羅が吉田部長に報告すると「恋愛は自由です。ただその事で仕事をおろそかになるような事はないように」そう釘を刺されたらしい。
でも、俺とすれ違う時に頭を下げると耳元で「俺の部下を泣かしたら許さないからな」と低い声でにこっと笑って通り過ぎた。
目が据わってる。
あの人怒らすの1番怖いかも・・・

沙羅は付き合う前から変わらず俺と接してくれる。
一緒に住んで俺の方がますます彼女の魅力に惹かれている。
時に優しく、時に諭してくれて頼りになる。
そしてどこか抜けている姿が愛らしい。
一生大切にしたいと思った。

明日は沙羅の誕生日。たまには食事にでかけようということになった。
沙羅は「あの焼き鳥屋がいい」と言ったけど、明日は特別な日だから、沙羅の言うことは今度といって、丁度休日だからホテルに泊まることにした。
そうだ、あいつに連絡しないと・・・
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