年上同期から恋人へのロード
「もしもし、栗田か」
「あぁ秋月、久々だな?牧瀬とは上手くいってるのか」
「あぁ、お陰様でな。それでお前に伝えたいことがあって・・・俺、沙羅のこと一生大切にするから。お前に約束したくて」
「・・・そっか。俺が言うことでもないけど、お前なら牧瀬を幸せにできるよ。それにお前なら悔しくない。でも、牧瀬を泣かせることがあったら、俺、マジで奪いにいくからな」
「あぁ、わかったよ。でもそれは絶対ないから。絶対離さない」
「幸せになれよ!」
「あぁ」
そう言って電話を切った。

夜景が見える窓側で食事をし、ワインで乾杯してほろ酔いで部屋に戻った。
部屋からも夜景が見える窓際のテーブルに、向かい合って座った。
「沙羅、25歳のお誕生日おめでとう」
「ありがとう。今日はこんな素敵なホテルも用意してくれて」
「だろ?さすがに焼き鳥屋じゃね」
「隼人とならどこでもいいけどね」
そういって、楽しそうに笑いながらワインを飲んでいた。
「沙羅が家に来てくれてから、毎日家に帰るのが楽しいよ。沙羅がいるって思うと、仕事早く終わらせて、家に帰りたいって。まぁ、藤堂さんには付き合い悪いって言われたけど。一人の時は仕事が一番で、家はただ寝るところだったからね。ただ、不安もある。沙羅が俺から離れたらどうしようって」
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