想定外恋愛
「優月の友達から聞いたんだけど....産まないのはもう決めてるんだよな?」
シンクに立っている優月の背中を見つめる。
「うん!だからコウくんが心配することはないよ!」
優月の明るい声が帰って来た。
「....本当に俺の子なんだよな...」
問いかけたつもりはないけど優月が振り向く。
「違うよ、って言ったら信じる?」
「あっ、いや.....」
優月の友達から断言されてるからなぁ.....。