黒王子からの甘すぎる溺愛
「…おはよ」


ドクン


まさか聖那の方から声をかけてくれるなんて思ってもいなかった。


わたしたちは学校と家では区別するようにしてる。


同居してることはもちろん内緒。


学校ではできる限り他人のフリをするけど、その分家では甘えられるから。


そこの区別は割とはっきりするようにしてる。


「お、おはよう…!」


ちょっと噛んじゃった…。


朝ぶりだけど、まるで初めて会うみたい。


聖那が隣に座るとたちまち人が集まる。
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