黒王子からの甘すぎる溺愛
「あ、奏くんまたあした!」


そういうと、微笑みながら手を振ってくれた。


ガチャ


「ちょっと、聖那…!」


名前を呼んでも反応なし。


そのままズンズン中へ連れられていき、リビングの壁へ追い込まれる。


目の前には聖那な顔。


抜け出そうにも、聖那の両腕がわたしを挟んで抜け出せない。


真剣な瞳。


逸らそうにも逸らさない。
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