黒王子からの甘すぎる溺愛
いつか行ってみたいなって夢みてて、でも絶対叶うことないって思ってた。


それが叶うときがくるんだ。


そんな浮かれてるわたしに、「でも」と言葉を続ける聖那。


わたしよりも遥かに身長が高い聖那は、少しだけわたしを見下ろすような体勢になる。


クイっと顎を持ち上げられる。


「俺以外見るの禁止。俺から離れないって約束して?」


「も、もちろんだよ!他の人なんて見れるわけない」


「ん、いい子」


わしゃわしゃと頭を撫でられる。


「ちょ、ちょっと…!」
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