ツンデレ魔王様と同居生活はじめます。




………は!?



「え………誰!?」



「誰?って何のギャグそれ~。宮前龍太郎、今日学校でも会ったじゃん?」




会ったじゃん?って言われても…




『君、名前は。クラス、出席番号は』




アレとコレが…



同一人物!?





「と、ゆーわけでりのちん、連絡先交換しよ……痛ってえ!」




ブレザーの内ポケットからスマホを取りだした宮前龍太郎の頭を魔王が思い切り殴った。



ひい!魔王の鉄槌超痛そう…!!





「勘違いすんな、お前のオモチャじゃねーし。
さっきも言っただろ、コレはただの召使い、俺のな」



「ふーん、召使い、ねえ~」





至近距離から私の顔を無遠慮にジロジロ眺める宮前龍太郎。と思ったらニコッと人懐こい笑みを見せて




「ま、いーや。よろしくりのちん」




チュ、と私の頬にキスをして部屋の奥に入っていった。




って…キス!?された!?ええ!?





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