【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
わたしがそう言うと彼は「変か……。そうかもしれないな」そう言って笑っていた。
そしてその後ひと呼吸置いてから「美乃梨、家に来い」と言ってくれた。そんな彼の言葉に、わたしは迷いながらも「……はい」と答えた。
「美乃梨、腹減ってないか?」
「……え?」
そう言われると、何も食べていないから、お腹は空いている気がする……。
「よし、何か食べに行くか」
「え? あ、ちょっと……!」
そのまま腕を引っ張られ、彼の車であろう高級車の助手席に乗せられた。
「行くぞ。しっかりシートベルトしろよ」
「は、はい……」
言われた通りにシートベルトを付け、それを確認した彼は、颯爽と車を走らせた。
「あ、あの……」
「美乃梨、寿司は好きか?」
「え、お寿司……ですか?」
「ああ。好きか?」
そう問いかけられたわたしは「はい。好きです」と答えた。
「良かった。俺の行きつけの寿司屋がある。そこに行こう」
「……あ、はい」
お寿司を食べるなんて、いつぶりだろうか……?最後に食べたのは、付き合っていた彼との記念日かな?