やっぱり幼馴染がいいと彼氏に振られたら、彼のライバルと恋人の振りをする事になりました

 けれど、むしろあの接触事故で俺の方が益々意識するようになったので、頭を抱えて。
 かと言って彼氏がいる状態で告白しても、三上さんは絶対に振るし、気まずくなるだけだと思う。

 実際三上さんはあの事故のせいでサークルを避けるようになってしまったし……
 俺は拗らした上に重くなった感情を持て余して潰れそうになってしまい、抱え込むのも辛くなっていた。

『公務員になるらしいよ』

 そんな中、三上さんとたまにコンタクトをとるらしい亜沙美が、その話を聞き出してきてくれたものだから、受験先を詳しく聞き出した俺は一心不乱に勉強した。

 もうそこに掛けるしかない。
 ずっと近くにいればいつかチャンスがある筈だ。
 そうして駄目押しに三上さんの最寄り駅に引っ越した。
 住所は前に、送った時に把握していたから……
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