硝子の琴
 添えた指先が弦を弾く。今にもぷつりと切れて落ちそうな、張り詰めた弦を。

 音は鳴らぬ。
 ただ、ほろほろと啼くだけ。

 ……誰も知ることのない想いをのせて、泣くだけ。


    王の愛せし 永遠姫(とわひめ)
    (かいな)(むせ)ぶ 音無き竪琴
    王を愛せし 永遠姫(とわひめ)
    心響かせ  (おぼろ)の音色


       それは硝子の
 


(終)
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

託宣が下りました。

総文字数/357,963

恋愛(その他)485ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「騎士ヴァイス・フォーライク、巫女アルテナ・リリーフォンスの間に生まれし子は、国の救世主となるだろう」 そんな託宣が下って以来、わたくしアルテナ・リリーフォンスは騎士に追いかけられる日々を送っています……。 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜ 国を救った勇者の片腕騎士(変人)から 日々逃げ続ける巫女アルテナ 「巫女よ、なぜ逃げる」 何度拒絶しても通じない ああ、何故なのだろう この託宣を下したのが、わたくし自身だなんて………! *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜ ※魔物とか魔物との戦闘とかありますので、苦手な方はご注意ください。
星の群れ

総文字数/7,752

恋愛(純愛)12ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
 ――もらうわ、の一言にかけがえのない日常が滲む。 「了解」  いつもの通りそう答えて、僕は幸せの形に、笑った。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop