私、お金持ちになっちゃいました!?



明日からの時間割とか
山ほどのプリントを貰い
HRが終わると



立ち上がって刹那の元へ駆け寄る


「刹那帰ろー」


「おう」


「あ、あの!」



刹那と一緒に帰ろうとしたところで
誰かに呼び止められたーーーーーーーー。



「あ、さっきの。具合は大丈夫?」


「あ、はい!ありがとうございます」



「同級生なんだからタメ語でいいのに」



「あ、そうです…そ、そうだね!」


あわあわしながら話す彼女が
可愛らしくて思わず笑ってしまった。



「クスッ…私、東雲 千秋!よろしくね!」


「あ、私は…相田 莉桜…よろしく」

あいだ りおと名乗った
彼女は女の子らしくふわっと笑う



「で、こっちは私の幼馴染の尊 刹那」


「うっす」


「ちょっと刹那!もっとまともに挨拶できないの?」


「うるせーな!お前に言われたくねえよ」


「刹那くんと千秋ちゃんって仲がいいんだねー」


「「別に!!」」



そんな幸先良い学校生活のスタート
私は信じてやまなかった


こんな日々が3年間続くのだと。


まさかあんな事が起こるなんてーーーーーー。
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