私、お金持ちになっちゃいました!?



くだらない茶番をしていた間に
莉桜と刹那も会話してたみたいで…



あれ?なんか莉桜顔が赤い?
気のせいかな。


その後も勉強会は続き
綺羅は意外とどの教科も
教えられるということが分かった。



ーーーーーーーー



「じゃーな」



勉強会も終わり2人を
玄関まで見送る



「刹那くん待って!私、携帯置いてきちゃった!」



莉桜がカバンを漁りながら
言うもんだから


なら私が取ってくるよと
言おうとした矢先



「俺が取ってくるから、莉桜待ってろよ」



そう言って階段を駆け上がっていった。



その後ろ姿を見ながら莉桜は
頬を赤らめて嬉しそうに愛おしそうに
刹那を見ているーーーーーー。



莉桜もしかして……



「はい、これだろ」


戻ってきた刹那が
莉桜に携帯を渡すと
それを大事そうに受け取る


やっぱり気のせいじゃない…

莉桜…絶対

刹那のことが好きだーーーーー。


それぞれの恋の歯車が廻り出す。


東雲 千秋16歳


友達の好きな人が私の幼馴染だと


*気づいちゃいました*
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