恋歌-Renka-
「私は自分から逃げていたんだ…他人を信じて裏切られるのが怖くて、過去から逃げてきた……でも、蒼が……それは違うって教えてくれた……」
涙目になりながら
必死に言葉を繋ぐ花音
男の前で泣くなんて
ズルいよーーーーー
「やっと気づいたんだ!!私はもう帝を好きになってる!!大好きだっ…ーーーーーっ!?」
俺は力強く花音を抱きしめた。
もう十分伝わってるよ
「俺も……花音が大好き」
「ありがとう、まだ私を好きでいてくれて……私と付き合ってくれないか?」
少し上から目線でいう花音
そんな君も大好き
「当たり前じゃん、お前はもう俺のだよ……絶対に離さないから覚悟しとけよ?」
「わ、わかったから!そんな恥ずかしいことをサラッと言うなっ!!」
可愛い……
絶対離さないから…
この先何が起きても絶対に。
*涼太 side END*