魔法使いに憧れるのは良いけど
「……魔法使いになったら、魔女狩りに会うかもな」

俺がそう言うと、2人は同時に首を傾げる。さすが双子。そう思うくらい、同じタイミングで。

「……魔女狩りは知ってる?」

「知ってる!私、趣味で小説を書いてるんだけど……主人公の魔法使いが魔女狩りに会うけど、村人に助けられるシーンを書こうと思ってるんだ!」

「そっか……じゃあ、魔女狩りが実際に行われたってことは知ってる?」

俺がそう言うと、2人は驚いた顔で僕を見た。

「……知らない?じゃあ、話そうかな」

そう言って、俺は口を開いた。
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