ふたりぼっちの孤城






彼女が眠ったのを確認してから静かに部屋を出た。

彼女と両思いになったことが嬉しすぎて、今日は眠れそうもない。

だから彼女と幸せになる準備を本格的に進めよう。

ここには私たちの仲を邪魔する者が多すぎる。

だからそれらを跳ね除けるために私は動いてきた。

その努力が実を結ぶときが遂にやってきたのだ。

自室に戻るなり、私はとある夫妻に連絡を入れた。
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