ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
チャイムと共に優雅に教室に入ってきたのは藤崎先生。

その言葉に林山くんたちは各々自分の席に戻り、私の席は再び静寂を取り戻す。

「…………」

……なんか、怒涛の数分間だったな。

男の子に一気に近づかれて……。

それに──────────

さっきからずっと感じてる女の子たちの鋭い視線。

林山くんたち5人とも、イケメンの部類に入るような人たちなのは私にでも分かる。

女の子たちが座りたいであろう、彼らに囲まれたこの席……。

代われるものなら、私だって代わりたいよ……。

私、転校初日からこんなんで大丈夫なのかな?

友達ができる気がしないよ……──────────





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