ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
私、また起こしちゃった……?

私が座るといつも起こしちゃうんだよね。

なるべく音を立てないように気をつけてるんだけど……。

「ただいま。ごめんね、また起こしちゃっ──────────て!?」

え!? 優羅くん!?

私が謝罪の言葉を言い終わる前に、私の目の前までグイッと顔を近づけてきた優羅くん。

な、なな何!?

ってゆうか近すぎ!!

透き通ったキレイな瞳がすぐそばにきて、心臓が激しく音を立てる。

「恋々愛、メイクしてる」

「えっ! ……あ、あぁうん」

メイク見てたの?

に、にしても近すぎじゃないかな!?

キレイな顔が間近にあって、もう私はゆでダコ状態。
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