俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜
ねー?おじさん?なんて、返事がないのを良いことに、眠ってるおじさんに同意を求めてしまった。
姑息な技。おじさん、失礼しちゃってホントごめんね。
でも、おじさんなら間違いなく賛成でしょ?
「……ほら、おじさんだって『世界一可愛い花嫁になる』って言ってるぞ?きっと」
「……」
「……え?どうした?何でそんなにモジモジしてんの?」
「…うるさい!」
…あれ?
先程までの威勢の良かったなずなは何処へやら。勢いが急にしょぼーんと萎んでいる。
気が付けば、ヤツは顔を真っ赤にして俯いてモジモジしていた。
え?モジモジなずな?
何でここで急に出て来る?
「何でそんなに照れてんの?」
率直に疑問をぶつけてみたが、なずなはジトッとした目でこっちを見る。