俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜

『だったら、優さんが、夜飲みに行かないで家にいて、愛娘にせっせと日本語教えてごはん食べさせて一緒に寝れば良かったんですよ?なずなの世話をなんでもかんでも俺に押し付けるからですよ?』



菩提さん、意地悪そうな笑みを浮かべている。嘆くおじさんの姿を見て楽しんでいるようだ。……ホントに弟子?

そして、弟子にバッサリと切り捨てられたおじさんは、更に更に嘆く。



『ううぅぅ……親父ではなく、せめてパパが良かった……ホントはお父様って呼ばせたかったけどぉ……』

『お父様って、自分の格式考えて下さいよ……。ちなみにメアリはOK!って言ってましたけど』

『……メアリに親父の意味がわかるかい!』

『おーやーじ。おやつ。Sweets!Harry!はやくはーやーく』

『ああぁぁっ!なずな、親父じゃないよ?パパだよ?ね?』

『?……おやじ、カステラ。ピーナッツ』

『ああぁぁっ!もぉぉ……』



なるほど。

菩提さんはなずなに日本語を教える際、『お父さん』の呼び方を『親父』と刷り込んでしまい、一悶着が起きたという図か。



楽しくて、温かい家族の思い出の一コマ。
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