元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
「お、お姉様〜」
パタパタと、私のいるテラス席に駆け込んで、ギュッと抱きついてきたのは、渦中の人物シャーロット本人。
予想していなかった人物の登場に思わず私も固まってしまう。
「…あなた、どうしてここに…?」
「お姉様が来られるってアメリア男爵令嬢からお聞きしたんです!」
ウルウルと、瞳を潤ませるシャーロット。
最後にあったのは、ガーネット令嬢のティーパーティー以来だ。
「エレノアお姉様…お会いしたかったです…」
キュッと小さく唇を噛みしめるシャーロットは、泣くのをどうにかこらえてるように見えた。
「…何か話があるの?」
私の問いかけに、コクリと頷く彼女をなだめる。
「実は…ノエル様とのことで…」