元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
ノエルも私と同じ考えに至ったのか、少し眉間にしわを寄せ、考え込んでいた。
…でも、故意に手紙を隠すなんてわざわざそんな面倒なことをする人がいるかしら…。
私とノエルを仲違いさせたい人ねぇ…。
駄目だわ。さっぱりわからない。
考えて見たが私には特定の人物は浮かんでこなかった。
まぁ、調べればわかることだわ。
そう開き直り、未だに考え込んでいるノエルに、
「ノエル…あの、手紙くれてたこと知らなかったの。明日、あなたがくれた手紙がどこにいったのか調べてみるわ」
そう言って、微笑んだ。
今回は、彼が私のことを忘れて手紙すら書いてこなかったのではなかったとわかっただけで満足だった。
「いや…僕もエレノアから手紙1つ来ないから心配してたんだ。僕のこと嫌ってるんじゃないかって」
「まさか!そんなことないわ。私にとってあなたは幼なじみで弟みたいな存在で…とにかく大切な人の中の一人よ」