君の胃袋を掴む
ぼんやりしながら、惣菜コーナーまで来て、彷徨いてしまう。
丁度タイムセールをしていて、並ぶお惣菜が安くなっている。
私がこれをタッパーに詰めて持ってきても、雅宗は気付くのだろうか。
そんな試すようなことをして、私は何を知りたいんだろう。
冷凍食品のコーナーを見てから、なんとなく棒アイスをひとつ買う。
スーパーを出て帰路につく。途中、アイスの袋を破った。公園のベンチを見つけて、それに吸い寄せられるように足が向く。
早く戻らないと、雅宗が待っている。
すとん、と座り、アイスを咥えた。