君の胃袋を掴む
雅宗は私の太腿の上で手を往復させた。
「このワンピース、初めて見た」
それは今日の飲み会の為に買ってきた服だから。
「居酒屋から出てくるとき、横で話してた男誰?」
誰、だっけ。
ああ、名前が。
「あいつが小梅ちゃんの彼氏になって、旦那になるなら、僕どっかに埋めちゃうかも」
埋め……る?
何を?
「ねえ、小梅ちゃん、僕お腹空いてんだよね」
空腹は最高のスパイス。
この場合は、何のスパイスになるのか、
涙の跡を通って首筋に埋まる唇。背中に回った手が、服の上から下着の紐をなぞる。