恋愛事情に問題アリ?
その日、
その瞬間から
私に人生初の彼氏ができた。

だがっ!
その初彼はめちゃくちゃモテる!
つーことに今さらながら気づく羽目となった。

なんせ、この彼、安藤くんは
学年の中でもTOPクラス級のモテ男くん。
まぁ。外見見れば、納得もするんだが、
不良っぽいイメージも好感度の1つでもあり、
なにより、
性格が明るい。
絶えず、輪の中心にいやがる。
なんつーか?オーラがあるらしいのだ。
そんなんには全くもって縁がない私としては羨ましい限りで・・。

「はぁ・・っ」
溜息しか出やしない。

「舞、どうした?」
皆としゃべってる最中でも
こうやって
私が起こす小さなこと(溜息)に敏感に察知する。
あるイミ、すごい技である。
私だったら、他の人のことを考えてる余裕なんてない。

だが、
そうやって心配してくれる度に、向けられるギャラリーからの視線は鋭くて
お願いだから、私のコトはなるべくほっといてくれと思う。
「舞?」
「あ・・ううん別になんにもないよ、いいから皆としゃべってて。。あはは」
乾いた笑い声と共に後ずさりしてその場から離れようとした。

≪ガシッ≫

どうやら、そんなに甘くはなかったみたいだ。

一歩下がるのと同時に安藤くんの両腕ががっつり肩に乗っかって、それ以上動けなくされてしまう。
その図が
さらにギャラリーを刺激するってーのが、どうも彼にはわかってないらしい。
はぁ・・

頼むからやめてくれ。
私に触れるんじゃなく、そこに居る女の子たちに触れてやってくれ~~~
そんな心の叫びが届くハズもなく

「放課後、舞んちに行きたいんだけど?」

などと、わけのわかんない事を言いだす安藤くん。

「は?」
「舞んちに行きたい。」
めっちゃ、悩殺スマイルでそう言ってこられた。

「-/////っ、だ、ダメ無理!」
「なんで?」
おわ!一気に不のオーラに切り替わりましたがっ?
「っ、な、なんでって・・っ」 ま、負けちゃダメだよ!自分!!

「凪に聞いてみないと・・」

「は?」

「っ//」うわ、片眉上げて睨んでるしっっ!
「いちいち親父の許可ねぇと彼氏も呼べねぇーの?」

「ぅ・・っ//」
その言い方があまりにキツくて、体が強張っていく。
有紀ちゃんの言う通り、
安藤くんてほんとに短気なんだ!
睨んでるし・・っ、めっちゃ怖い。

「あ・・ああ・・悪ィ。」
「え?」
肩にあった両腕の片方だけがいつの間にか頭の上に置かれてる
そして、ナデナデしている。
「え・・と?」
「怒ってるワケじゃねーぞ?、ただ・・、言葉が汚ねぇんだろうな・・俺
それで、嫌な思いさせちまったらごめん。マジで謝るから、・・その・・
出来れば・・でいいんだが、そういうの・・理解してもらえると嬉しいんだけど・・」
さっきまで、皆としゃべってるときのような流暢な言葉とは違って
今、出てくる言葉はしどろもどろで・・
なんだか、安藤くんらしくなくて・・
なんだか
不思議なキモチになった
逆にどうしていいかわかんなくなってしまった。

「それに、家に上げてくれって言ってんじゃねぇんだ。、ただ、
舞を家まで送りてぇだけ。」
「え?」

「それもダメか?」
とてもせつない顔を向けられ言われた。
・・―////
んー・・と。
そ、それだったら、別に凪に聞く必要ない・・よね?

「い・・いいよ?」
「わ!マジで?♪」
「え、あ、う、うん//」
「よっしゃ~~~っ♪おおいお前ら、今日は俺、舞と帰るからな~よろしく~♪」
安藤くんは、ガッツポーズの後、いつも一緒に居るグループの子たちに向かって
大声でそう報告した。
そのまま浮かれた足取りで教室を飛び出して行ってしまった。

たかが、私と帰るだけのコトが・・そ、そんなに喜ぶ事なのかな?
いまいち、安藤くんの行動がわかんない。
こーゆう時は
我が救世主!
「有紀ちゃ・・」
ってアレ?居ない・・
んん?どこ行ったんだろ??
そんな間に予冷が鳴り響き、今日最後の授業開始となってしまった。
先生が来る直前に有紀ちゃんが慌てて教室に戻ってきて、
先生が来た直後に、安藤くんが教室に戻ってきた。
とーぜん、怒られてた。安藤くん。
ま、あんまり気にしてないみたいだったケド。
それよりも、有紀ちゃんは一体どこに行ってたんだろ・・
トイレだったら誘いにくるハズだし・・

授業終わったら聞いてみよーっと。
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