コンチェルトⅡ ~沙織の章

紀之は 小さなことでも 沙織に相談してくれる。

沙織も 紀之を信用して 何でも話していた。


すべてを 共有してくれるから。

一緒に 家族を守る喜びを 沙織に 与えてくれるから。
 

樹の 小学校のことは 沙織も考えていた。

樹の将来を 考えたら 小学校を 受験させた方が良いと 沙織も思っていた。

経済的な 余裕は あるのだから。
 


ただ 紀之から こんなに早く そのことを 聞かされたことが 沙織は 意外だった。


紀之は 樹を 可愛がるだけではない。

樹の将来も しっかり考えている。

沙織は それが 嬉しかった。



紀之が 話した時期は 決して 早いわけではないと 沙織は その後で知る。


樹が 目指す小学校の受験は、大変な倍率で

みんな 早くから 準備をしていた。


沙織は 色々調べて 樹の受験準備を 始めた。
 









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