You...〜俺の気持ち〜 season2

13.ライバル?

ある日の休日。

高『久しぶりの休みだけど、羽目を外すなよ!』

春「わざわざそんな事で朝っぱらから電話してき
 たの?
 大丈夫だよ。散歩がてらジムに行って、帰って
 くるよ。」

高『了解!何かあったら連絡しろよ。』

春「はいはーい。」

今日は何ヶ月ぶりかの久しぶりの休み。
ジムへ行って、マッタリすごすことにした。



春「ふー。夜ご飯は何を食べようかな?」

行きつけのカフェに寄って、コーヒーを飲みながら携帯を触っていると、

健『先輩??』

春「健!?」

健『お久しぶりです。一人っすか?』

春「今日オフでさ。ジムの帰りで。健は?」

健『今、仕事帰りで。ここいいっすか?
 まぁ、仕事って言っても、親父の言いつけで、
 見合いしてきたんですけどね...』

春「見合い??!!お前、彼女いなかったっ
 け?」

健『いますよ。昔、花見であった美桜です。』

春「じゃあ、何で?親は知らないのか?付き合っ
 てること。」

健『知ってます。結婚は保留な感じで。
 仕事の付き合いもあるんで、仕方ないんです
 よ。』

春「仕方ないって...美桜..ちゃんは知ってるの
 か?」

健『言ってないですよ。』

春「それでいいのかよ?」

健『あくまで仕事のいっかんなんで。』

春「美桜ちゃんを悲しませると、那桜が怒る
 ぞ。」

健『そうっすね...でも、最後は俺たちの問題なん
 で、大丈夫です!』

春「大丈夫って...」

健『昔から思ってましたけど、先輩って美桜の
 事、どう思ってるんですか?』

春「どうって。
 友達の妹かなー...」

健『そうなんですね。好きなのかなって思ってま
 した。』

春「??」

健『付き合う前から、美桜もよく先輩のことを話
 してたり、目で追ってたんですよね。
 でも、今は俺の彼女なんで。先輩には渡さな
 いですから。
 あっ、すいません。俺、これで失礼します。』

なんだよ...
美桜が俺を目で追っていた??もしかして、俺に気持ちが向いてたのか?
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