不条理なわたしたち
「本当に私達、お互いのこと、何も知らないですね」
「甘い物が好きなのは知ってるよ?」
「それなら私も蓮水さんがお酒を好きなことは知ってますよ」
お互い顔を見合わせてクスクス笑った。
「蓮水さん、小学生まで女の子に間違えられていたんですか!?写真みたい!」
「写真は実家だから無いし、それに見せたくない」
蓮水さんは恥ずかしそうに視線を横に背けた。
私達はソファに隣同士に座って蓮水さんの小さい頃の話をしていた。
蓮水さんは小学六年までは身長が一五〇センチも無かったらしい。
「いつから身長伸びたんですか?」
「中学入ってすぐかな。高校に入った頃には一八〇センチだった」
「凄い成長ですね」
「だね」
「甘い物が好きなのは知ってるよ?」
「それなら私も蓮水さんがお酒を好きなことは知ってますよ」
お互い顔を見合わせてクスクス笑った。
「蓮水さん、小学生まで女の子に間違えられていたんですか!?写真みたい!」
「写真は実家だから無いし、それに見せたくない」
蓮水さんは恥ずかしそうに視線を横に背けた。
私達はソファに隣同士に座って蓮水さんの小さい頃の話をしていた。
蓮水さんは小学六年までは身長が一五〇センチも無かったらしい。
「いつから身長伸びたんですか?」
「中学入ってすぐかな。高校に入った頃には一八〇センチだった」
「凄い成長ですね」
「だね」