最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~
「じゃあ幻夢くんともなにもないわけぇ?」

「だから、幻夢はそういうのじゃなくて」


「なぁ、聞いたか?また隣町に出たって」

「闇姫だろ?知ってる。ウワサによると、めっちゃ美人らしい」


「なんでも既に10人以上の男に奢ってもらったとか」

「彼氏が何人もいるって話だろ?」

「俺の聞いた話では、お気に入りの男と毎日寝てるって」


「……」


この教室で、闇姫という言葉を度々聞くようになった。

いまだに偽闇姫の手がかりは掴めていない。


隣町に行くべきなんだろうけど…。


偽闇姫に仮に会ったとしてなにを言えばいい?


『悪さをするな』『本物の闇姫は私です』

そんなことを言って偽闇姫が悪事をやめるとは思えない。


恋人が何人もいるとか男に奢らせてるとか、私が闇姫だった頃そんなことをしたことは1度だってないのに。

闇姫のイメージがどんどん悪くなっていく。


私の知らないところで闇姫の名前が汚されていく。多分、私はそれが許せないんだ。

闇姫は幻夢や他の舎弟と築き上げてきたものだから。


私が闇姫を卒業しても思い出は私の中にある。
胸の奥にまだ残ってる。あの頃は楽しかった。
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