白鳥とアプリコット・ムーン ~怪盗妻は憲兵団長に二度娶られる~

「こっちもたっぷり洗ってやる……いい声で啼くね……敏感で、可愛い身体だ……」
「っ……いやぁん、あぁ、もぉ……」
「何度でもイかせてあげる。昔の男のことなど忘れてしまえばいい」
「はぁぁんぅ……!」

 彼の指先に翻弄され、ローザベルの身体がひくりと震え、お尻がウィルバーにふれる。熱い彼の分身の存在を意識してしまったローザベルは快楽に溺れていく。

 妻の記憶を失った夫(愛するひと)に身体中を洗われ、清められ、苛められ。
 風呂の熱気も相まって、上気する顔でウィルバーを見上げれば、彼の空色の瞳も欲情を湛えていて……

 吸い寄せられるように、口づけをしていた。
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