突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!②
「もしかして…綾さんのこと…」


本気で好きだったのかな…


「綾のこと知ってんのか?」

「あ、いや…」

「…斎藤さんはマジでやべーから、深入りするなって伝えてくれ…」



遠くにパトカーのサイレンの音が聞こえる。


その音は近づいているように感じた。




「やべ。サツか?」

「哲二さん、とりあえず、行きましょう!」



その男は私の姿を見て、一瞬ためらったが
子分達にうながされて、慌てて逃げていった。



はぁ…よかった。



安心したのか、全身の力が抜けて床に座り込んでしまった。


でもあの人…悪い人じゃなかったかも。


それに


綾…

杏奈さんのこと
すごく好きだったのかもしれないな。
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