図書室の彼の溺愛
「ゆ~う!」「湧兄!」

呼ぶ声が聞こえてはっとする

「あ、悪い」

「全く、突然だまりこくんないで欲しいわよ、で話してよ」
佐久良が困り顔で言った

「いや、やめとく、俺らだけの秘密だからな」

「はぁ、聞きたかったのに…」





「瑠希さん、ありがとうございました!」
楓の声を聞きながら、歩く

「楓、最近寂しくないか?」

「えっ、………うん、寂しくないよ、だって、燿がいるし…………うん、寂しくない、湧兄いつも遊び来てくれるから」
いるし……のあと、何か言葉続きそうじゃなかったか?


「そ、っか…良かった、また帰るからな」
そういうと、うん!と笑顔で頷いた

やっぱり、楓に彼氏ができたら受け入れられないかもしれない

燿はどうなのだろうか
< 152 / 233 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop