図書室の彼の溺愛
「上がった…」

「おう……ってえ!?」
柊が振り向いて目を丸くした

?………あ、あぁ…

「服、大きくていいかなって思って」

「ダメだろ…ズボンはけよ」
私は今、柊から借りた、部屋着の上しか着ていない

「だってはいたら余計おかしいもん!ずるずるするから」

「……はぁ、そっか…楓ちっちゃんもんな」

小さいってひどくないですか…?

「柊が大きいだけでしょ!てか、柊は?シャワー」

「ん、あぁ、俺はあとででいいや、着替えたし」
いつの間にか柊も部屋着姿だった

「ダメだよ!入ってこないと…」
柊の背中を押す

「っ……楓、それわざと?」
振り向いて訊ねられてへ?と間抜けな声が出る

「肩…」
え?と思い肩をみると、下着の肩紐が見えていた

「!?わざとじゃない!シャワー!!」
自分の家ではないが柊を脱衣所まで押した
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