8月25日(前編)
気づくと人と目を合わすことさえも怖くなっていて…

家族意外の人間と、目を合わせられなくなっていた。




少し考えが大人になった今、あの時のことを思い出すと本当に幼稚だったと思う。

朝陽はもちろん麻美とも、ちゃんと向き合って話し合いさえしていれば、こんなわたしになることもなかったんだろう…


と今だから思える。

だけど、あの時は自分を守ることに必死だったし、麻美にまたあの瞳を向けられることが何より怖かった。


結局わたしは何もかもから逃げたんだ。

朝陽からも、麻美からも……自分自身からも。


こうなってしまったわたしは自業自得でしかない。
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