8月25日(前編)
もう〜平野くんっ!!

と後を追う。


「平野くん、水樹くん怒ってるよ?迷惑だったんだよ」


小声でそう言うとクスッと笑われてしまった。

「あれは迷惑で怒ってるとかじゃないから安心して?」

「でもっ…」

「大丈夫、俺に任せて?慧にはもう少し怒ってもらうから」

「えっ?」


平野くん何する気!?

「夏目さんごめん。ちょっとだけ我慢して」


そう言い終わると同時に、わたしは平野くんの腕の中にいた。


「っ…ひ、平野くんっ?」

「シー」

と抱きしめる力を強められると「逞、いい加減にしろって」と水樹くんの声が。
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