8月25日(前編)
「紗良ちゃんの声聞けたから助けた甲斐があったよ」

と笑顔でピースサインをされた。


それから別々に教室に戻ったけど、水樹くんと2人体操着で授業を受けることなり、妙な視線を感じていた。

千波は昼休みになって、やっと姿を現した。


「あ〜ダルいな〜…寝ても寝ても眠い」

と机に伏せる千波を横目にお弁当を食べる。

そんな千波の髪は相変わらず綺麗な金色。

先生も、もう諦めているのか何も言わなくなったようだ。


「お腹も空いたな〜食堂行くのもめんどくさい」

もう千波は人間を捨てている気がする。


そんな千波の机の上に、ラップに包まれたおにぎり1個を置いた。
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