8月25日(前編)
なんでそんなことをしたのか自分でもわからなかったけど…。

「え、貰っていいのっ?」

体を起こしキラキラした瞳が向けられると小さく頷いて見せた。

おにぎりはもう1個あるし、今日はおかずのボリュームが多い。


だから、おにぎりの1個減ろうが問題ない。

「嬉しいっ!ありがと、紗良」

美味しそうにおにぎりを頬張る千波。


…千波と友達になるのは悪くない…のかも。

なんて思える昼休みだった。


だけど、わたしへの恨みを持つ子の気持ちはどんどん膨らんでいたようで…

その気持ちに少しでも早く気づけていたら、あんなことにならずに済んだのかもしれない。
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