【完結】わたしたち、離婚を前提の期間限定夫婦になります。
⑫残り半年の期限


 それから2日後。わたしは熱も下がり、いつも通りに朝早く起きて、朝ごはんを作っていた。
 それに今日は、とても目覚めが良かった。朝ごはんに卵焼きを焼きながら、朝の天気予報をチェックする。

【今日は天気も回復し、一日晴れるでしょう。洗濯物日和になりそうです】

「ようやく天気が回復するのか……。よし、じゃあ洗濯物干さなくちゃ」

 卵焼きを焼き終えてまな板にの乗せ、包丁で4つに切って小皿に乗せる。昨日の夜から漬けておいたきゅうりの漬物も隣に乗せる。

「やばっ!急がないと……!」

 急いで鍋に水を入れて、そのまま火にかけてわかめを入れて戻していく。
 その間に爽太さんのお弁当の用意をしていく。ご飯を詰めて、卵焼きやソーセージ、唐揚げ、ほうれん草の和え物などを詰めていく。

「ふりかけ、一応入れておこうかな」

 小さいふりかけもお弁当のフタに乗せてお箸を入れる。保冷剤も乗せて、ランチバッグに入れていく。

「あ、お味噌……」

 冷蔵庫から味噌を取り出し、お出汁も少しだけ入れて、そのまま鍋の中にお玉を入れて溶きほぐしていく。
 味噌が溶けたのを確認し、火を止めた。
< 104 / 208 >

この作品をシェア

pagetop