距離がどうとか、恋したいとか。
Story1

片想い

私、大野憂璃架は今とても興奮している。訳は他でもない、あの大好きな大好きな奏多くんとついに同じクラスになったのだ。今まで、小学校六年間ずっと同じになれなかったのに、ついに中一で同じクラスになれた。もう、頬が太陽みたいに火照った。 すると、幼なじみの純恋がジローっと見てきた。
「何そんだけで興奮してんの?変なのー」
 最終的には睨まれたが、私はそれでも笑っていた。 そして、2人で堂々と教室へ向かった。
 
教室に着くと、やはり彼がいた。「藍田」と「大野」だから、席は少し離れているけど、近いっちゃ近い。しかも、斜め後ろには純恋もいるから、文句なしである。奏多くんは全然こっちを向かず、友達と話しているけど、私はその横顔を見ているだけで幸せだった。
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